同人サークル「酸アキヒコ」様の作品です。 学校に行くのがつらくなり、しばらく家にこもっていた主人公。
 最近になってようやく登校できるようになったが、まだ教室には入れず、決まって足が向くのは静かな保健室だった。
 そこには、自分の話を聞いてくれる保健の先生がいた。
 気をつかわずにいられる相手。何でもない会話のはずなのに、少しだけ特別な時間に感じることがある。
 いつの間にか、その場所が学校生活の中心になっていた。
 けれど、誰にも話していないことがひとつだけある。
 その先生と、自分のあいだで続けている“ある練習”のことだ。
 ※全10ページ短編になります。