「遠藤拓哉」は、幼馴染の「斎藤りお」に恋をしていた。
実家が金持ちで清楚でおしとやかな「りお」は、〇校に入るとその容姿から人気ものになり、陰キャの拓哉は近づけにいたのだが、登校中にりおを痴●から助けた事をキッカケに付き合うことに成功する。
付き合ってみると「りお」は、甘えん坊で、少し気が強くて、小さい頃からなにも変わっていなかったのだが・・・
「今日、夜まで誰も帰ってこないから・・・最後までしよ(はーと)」
「いいのかよ・・・こんなのお父さんに見つかったら・・・」
「拓ちゃんはしたくないの?」
「そ・・・そりゃあ・・・」
年頃のせいか「性」に積極的になっていた。
お互いに「初体験」を済ませて幸せの絶頂にいた拓哉だったが、卒業を控えたある日、2人の関係は突然終焉を迎えるのだった。
「拓ちゃん・・・私のことは忘れて・・・」
突然のことに頭が真っ白になる拓哉。
家に帰るとすぐに、近所に住む友達「飯塚」から真相を知らされた。
飯塚によれば、斎藤りおの実家の会社が破綻寸前になり、りおが大手製薬会社の御曹司と婚約することで倒産を免れたらしい。
「嫌われたわけじゃなかった」
「りおが望まない結婚をさせられる」
無我夢中でりおのもとへ走る拓哉だったが、そこで見たものは・・・。